他の介護施設とは違うグループホーム

世の中には数多くの介護施設がありますが、それらは大まかに社会福祉法人や自治体が運営している公共型施設と、民間の事業者が運営を行う民間型施設の二つに分けられます。公共型施設にはケアハウスや特別養護老人ホームなどが分類され、民間型施設には健康型有料老人ホームや介護付き有料老人ホームなどが分類されるでしょう。グループホームは民間型の施設に分けられ、要支援2以上の認知症や障碍者などが利用しています。グループホームへの入居にかかる待ち時間は、比較的長い時間待たされることが少なくないでしょう。グループホームでは、入居できる定員が5人から10人以下と定められているため、施設を利用できるのは少人数です。基本として日中は利用者3人に対して、1人の介護スタッフが付いていなければならないため、施設側のスタッフも多くの人は見られません。

グループホームで特徴なのは施設内での生活です。他の介護施設とは異なり、入居後は比較的自由度の高い生活を送ることが可能でしょう。利用者は洗濯・炊事・清掃などの日常的な家事を分担し、お互いに助け合いながら共同生活ができます。今までの生活との差が少ない事がグループホームを利用するメリットであり、認知症の利用者の行動障害などが和らぐと考えれています。施設についている専門のスタッフは、利用者ごとに必要な訓練やサービスを行いながら、共同生活のサポートを行います。グループホームに入居する際にデメリットとして挙げられるのは、他の介護施設と比べて初期費用が高くなりやすいという点と、希望者が多いとすぐに入居する事ができないという点です。